アフロ日記

日々の記録を、つらつらと。

アイスカフェラテを飲みながら

 今日は気温が25度近くになり、車の窓を前回に風を浴びても、じんわりと汗ばむ。今年初めてのそんな日だから、通い慣れたカフェに行って、アイスコーヒーでも飲もうかと、車を走らせる。カフェに入ると、店内は暖房から冷房へと切り替わっていて、他のお客さんも、どこかすすしげな格好をしていた。コロナのことで入場制限がかかっているのか、入店から幾分か待ったが、角の4人がけの席に座り、お目当てのアイスカフェラテをお願いする。前は、ブラックをもっぱら飲んでいたが、最近は、牛乳入りが自分にあってるように思う。苦味よりも程よい甘さを求めている。

 この店でアイスカフェラテを頼むのは初めてだった。最近は氷入りの飲み物を頼むことはほとんどなく、家でも常温のものを取るようにしていたが、久しぶりにカランとなるグラスを傾けながら、その冷たさに頬が自然と緩む。早速、家でもやろうと思いながら、少しゆっくりとした時間を楽しむ。

 カフェという場所は本当に不思議な場所である。いつもじゃないが、時々家よりもリラックスできるのはなぜだろう。以前友人に、コーヒーに三百円も四百円もかけるのはもったいないというようなことを言われたことがあったが、コーヒーが美味いからねとその時は返答したように思う。だが今思うと、カフェという空間がコーヒーをうまくしているのではないか。ここ数年でコーヒーは、コンビニで百円を出せば十分に美味しいコーヒーが飲める。ある記事には、カフェよりコンビニのコーヒーの方が良い豆を使っているというようなことも書いてあったような。そう考えると、カフェのコーヒーは美味しいと答えありきで、友人の質問に答えていたのかもしれないが、私はこれからも、カフェにコーヒーを飲むんだろうなと思う。

ドッキリを仕掛けるような番組で「高級店にて、数百円のお惣菜を出してもバレないか」のようなことを、私がカフェでされてもわからないのかもしれない。そんなことまで想像しながら、たった一杯のアイスカフェオレにゆっくりと呼吸し、過去と戯れるように思考する時間をもらった、そんな午後だった。