アフロ日記

日々の記録を、つらつらと。

長期休みの始まり 

今日から1週間ほど帰省する。

新婚旅行から8ヶ月ほど、まとまった休みがなかったので、やっと一息つけそう。

1週間の休み自体を何年もとっていないという人が周りにいることを思うと、恵まれている。

ただ、もうここ数年そのような働き方をしてきたために、長期休みなしでは何となく、調子が悪い感じ。

何かの本だったか、働くことと休むことを、それぞれの単位で考えてみる必要があると教えられた時があった。1日の中で、1週間の中で、1ヶ月の中で、1シーズン(3ヶ月)、1年。

1日では、8時間だろうか。1週間だったら1日。1ヶ月では、完全休みをもう1日。

1年の中で、1週間休みを2回持つ。仕事柄、お盆も、年末年始もあまり関係ないので、それ以外でやはり長期休みを確保するのは必要に感じる。

 

正直、1ヶ月や1シーズンは意識しにくいし、できてない。

ただ東洋医学の本だったか、一年の中でも、季節で自分の働きの増減を考えるのは必要ではないかと教えられた。簡単には、夏はいつも8時間働いているなら、10時間にするとか。一方で、冬は6時間にするとか。かなり極端な例だが、精神論だけでなく、体と向き合う中で、夏と冬の1日の負荷のかかり方は全然違うはずだと、確かに感じる。

初めての仕事の時から、休み方について、時々教えてもらっていたが、僕自身が経験していく中で、今年も体験的に良い休みをとれたらと願う。

 

ここで一句

いくらをいっぱい食べたい そんな思いで ホテル決め (自由句) 

 

2024年が始まって1ヶ月と2日

今年初のブログ更新。もう2月ですね。

さて、前回から、2ヶ月くらいたった。

その間のことをつらつらと。

 

年越しを初めて夫婦で過ごす。

「あけましておめでとう。」と挨拶を交わすだけでも、遠距離だった去年を考えると嬉しさがある。去年は彼女は、まだ夜勤の働きをしていたから、年跨ぎで時間を過ごすということがなかったと思う。年越し蕎麦をふたりで食べ、サクサクの海老のかき揚げをつけ、ちょっと豪快にして、いただく。来年は本物の海老天をつけたいなぁ。

12月自体は二人とも体調がすぐれず、サンタになるのかどうかも、結局体調と仕事のバタバタで後回しになり、妻が喜ぶケンタッキーを一緒に食べ、ネックレスを一緒に買いに行って終わった。是非とも来年こそは、サンタをしたい。

 年明けは、地元北海道の雑煮と、京都の雑煮の食べ比べを一日違いですることができて、楽しかった。北海道はすましに具材をいろいろ入れて餅を食べる。京都は白味噌。どちらも捨てがたい。

 

 1月の中旬は年末年始とバタバタして頑張った感があるので、どうにか労いたく、しかもプロポーズの1周年という、祝うのか祝わないのかビミョな記念日にかっこつけて、近くの1日入れる温泉へ。平日の昼間から温泉でゆっくりし、休憩室で、ここ数年読んでいなかった「宇宙兄弟」を読み進める。人が少なくて最高。夜ご飯は、妻が美容室でおすすめされた焼肉屋さんに行く。ここもまた最高だった。片田舎の場所にありながら、うまい肉の上に、比較的手の出しやすい価格帯。鍋奉行というのか、焼肉奉行は僕なので、彼女には悪い気もしつつ、好きな焼き加減で、焼肉を食べれるのが何より嬉しい。

 

そんな感じで、見事に体重は右肩上がりのために、ダイエットを敢行しようと決意し、失敗の多いだろう、キャベツダイエットをする。十数年まえに母がやっていたことを思い起こす。成功には至らなかったように思うが、そんなのは関係ない。とりあえずは、夕食の米をキャベツに変える。そのためにキャベツの千切りが簡単にできるピーラーも買った。こういう買い物はなんで嬉しいんだろうか。勢いがあるからだろうか。

さて、半月くらい経った現状としては、一応痩せる。がすでに毎度同じドレッシングで食べてたので、飽きてしまった。今週妻が新しいドレッシングを2種類買ってきて、もう少しだけ続けれそう。どうにか、この一年で痩せれればなぁ。

そんなこんなで、2月は誕生日、出張、帰省と待ち受けているので、多分太る。そりゃぁ太る。絶対太る。長い目で健康になろう。

 

ここで一句(自由句)

明日やろうは馬鹿野郎 三月からやろうは何野郎?

 

 

 

結婚しての朝の感じとパン食始まる

結婚して5ヶ月を過ぎた。

気分は5年と言ってもいい感じ。(実際の5年後が楽しみでもある)

今後どんなふうに変わっていくのかわからないが、

2023年12月現在の生活をちょろっと書いてみる。

 

『朝、寒い寒いと言いながら布団から出る。

リビングのストーブをつけ、ケトルに水をセットし、歯磨き。

トイレを済まし、夜朝兼用の味噌汁を温め直す。

箸と箸置きをセットし、納豆2と冷奴1ともずく2を取り出す。

あとは常備菜としての甘豆、辛い高菜。

そのあとは、気分が乗れば、10月に釣ったアジの開きを解凍して焼く。

お湯ができれば、魔法瓶に健康茶を1パック入れて、注ぎ、残りは、フレンチプレスのコーヒーに回す。酸味が好きなので、大体キリマンジャロあたりの安い粉を飲む。

大体セットし終えたら、妻を起こしに寝室へ。』

 

最近の朝の感じを書いてみた。

朝食は僕が用意し、昼夜は妻が料理をする。

朝が弱い妻と夜が弱い僕が行き着いた分担。

僕は自宅での仕事で通勤がなく、朝の出社時刻もない。

妻は、長年かなりハードに働いてきたので、今はゆっくりしてもらおうと、働きには出ないで、健康快復と家に集中してもらっている。

ただ、料理好きな僕に対して、料理をしてこなかった妻は、かなりのプレッシャーを食事に感じており、結婚当初は、引っ越して関西に慣れてもらうためにも、料理は僕が大方、担当していた。

ただ、最近、僕の仕事がバタバタとしており、料理含め家事をひとまず妻が全てやるという前提になり、ここ数週間が過ぎた。かなりありがたい。

 

話は変わるが、最近の結婚したことでパン食が再導入された。

朝食は大体が米と味噌汁と納豆+常備菜だった。

僕が独身の時に、ホットサンドにハマり、安い食パンを食べていた時期があったが、なんだか体調があまり良くなかった。それで、米と味噌汁を主体にしたところ、だいぶ体調が良くなった経験があって、結婚後も僕が朝食担当だったのでそれが継続していた。

しかし、先日帰省した際に、妻の実家に泊まったが、ドイツに住んでいた義父の趣向で朝食はパン食だった。朝食で、手作りのカッテージチーズと蜂蜜を載せたライ麦パンをいただいたが、それが絶品だった。めちゃくちゃ美味い。しかも、飽きがこなさそうな美味さだった。自宅に帰ってから我が家でもカッテージチーズ作りに成功し、朝食にパン食が改めて導入されたのだった。

改めてパン食を導入して感じるのは、やはり100円台パンはそれなりの味。フランスパンを今は買っているが、100円プラスした200円台のパンは、格段に美味しさを感じる。米の時にも感じたが一度、数百円やすい米を買ってミスったなぁと感じたことがあった。米もパンも主食は、わずかであれば、値段以上の幸福感が増すのだと改めて思わされた。

 

今後も朝食にお米を主体にしていくのは変わらないと思うが、京都の山奥の方で職人が作っている田舎パンを食べてみたいなど、パン食の熱が上がっている。

これからはカッテージチーズなど、比較的安価で簡単に作れて、食べ飽きなさそうなものがあるか調べていこうと思う。あと一つ、初めて作って良かったものとしてチャイティーラテがある。今週カフェでチャイティーラテを飲み、めちゃくちゃ美味かったし、体も何だか元気になった気がした。スパイス効果かなと。

これも調べたら簡単に作れるものだった。幸いにも、スパイスカレーを作っていたこともあり、全てのスパイスがあって、新たらしく買う必要がなかった。

今年は、カッテージチーズとチャイティーラテとの良き出会いに感謝。

 

さて、話がだいぶ散らかったようにも思うが、今月は結婚して初めてのクリスマス。

初めて誰かのサンタになっちゃうのだろうか。早めにプレゼントを決めとこう。

 

ここで一句

朝起きて プレゼントがあると うれしいね 

                       アフロ

 

 

結婚前後の120日

前回のブログを書いたのが120日前です。との表示。

はっっっっっっっやーーーー

結婚してから、はや3ヶ月。前回は、結婚前の最後の1ヶ月を楽しもうと書いた後、あっという間に夏が終わった。関西に来て4回目の熱い夏が終わり、首元がひやりとするようになった今日この頃。7月に地元で式をあげ、最高に祝福された日々の中で、日を開けずに南の島に新婚旅行へ。到着した時の夜、仕事柄普段は飲まないビールがめっちゃくちゃ美味かった。海も最高にきれいで、潮風の心地よさに笑顔が溢れ続けた数日間だった。

帰りがけに妻がコロナになり、僕は3年の中で抗体を持ってるだろうと変な自信を持っていたが、全くそんなこともなく、しっかり家庭内感染。新婚生活のスタートは、まさかのお互いの看病から。今は笑えるような感じだが、久々の39℃台の体はしんどかった。

その後も、後遺症で咳による不眠が続くなど、8月の夫婦月間目標は健康になろうだった。(ちなみに10月はお金の整理)

今年の夏は、関西の夏の中でも暑さが続く日々で、正直北国からきた妻は大丈夫かなと思いつつ、なんとかかんとか終わり頃は体調も落ち着き、今は関西の家の寒さを早速経験している。

 

他にもいろんなことがあった内容の濃い3ヶ月を過ごした。というか、去年の11月からお付き合いしてから、ずっと走ってきた感があるなぁ。変化がある時のスピード感はこんなにも変わること、初めてのことが多いんだなと振り返り思う。

互いの生活や育ち、気にするところ、しないところが、色々出る。そして、どうにか自分のしていることを認めてさせたいし、相手のことは変えたい。相手の常識と僕の常識が違う。女性の身体のリズムがあるし、僕はつくづく健康体なのだとも知る。(すぐ太る体質だが。)

最初の一年は擦り合わせ期間という言葉が思い起こされ、憧れと実際の違いも経験しつつ、「結婚は生活である」とは良く言ったもので、まだまだ諸先輩からすれば3ヶ月なんてハネムーン期間と言われ、これからだと言われそうだが、共に過ごせることの幸いを、与えることのできる幸いをすぐに忘れるというか、やっぱり大変は大変で、疲れる時は疲れる。ただ、一緒に入れることが贅沢であることを今日覚えておきたいなと思う次第。

 

互いにぼちぼちやっていければと思う。家族が増えることも祈りながら。

秋は、食欲の秋、運動の秋、読書の秋。いろいろしたいなぁ。

 

 

 

やりたいことリストとマリッジブルー

4月くらいに、2023年のやりたいことリストを振り返っているブログを見て、僕も書いてみた。書いた後に、意識していたのは「サウナの新規開拓10件」くらいだった。

リストを書いて2ヶ月、今日久々に見返してみた。

最初に目についたのは、リスト自体はキリが悪い29個とういう点。めちゃくちゃどうでもいい点だが。過去の自分にあと1個くらい出せただろうと思いつつ、他のブログの人などは100個くらい書いていたように思うから、一個二個増えたところで、全然少ないのだろう。まぁ100個ある必要はどこにもないが。

次に目についたのは、リストの大半が、結婚してから二人でやりたいことだった。もしくは、結婚がために準備として、しておきたいこと。どこどこに行くとか、何々を食べるとか、カッコで(一緒に)とつくような内容が多い。そんな中「iDeCoを学ぶ」というリストがあり、この2ヶ月、ありがたいことに、知り合いの方が、将来の備えのために考えたらいいよとアドバイスをくれた。今後、その方に助けてもらいながら、小さな一歩を踏み出そうとしている。

今後もリストをちょくちょく、意識できればと思う。

 

リストを見返しながら、この2ヶ月間の自分のメンタルを考えさせられた。前回、結婚準備のために調整が必要だと思っていたが、今回は忙しさだけでなく、いわゆるマリッジブルーというやつを考えさせられた。マリッジブルーということに関して調べたことはないが、経験則的に、新婦側が、名前が変わることや、仕事、住居などの環境の変化などが多いことや、結婚式に関しても、負担がかかりやすい状況で起こるのだろうと考えている。

ただ、友人と話していて、僕側は、名前も仕事も住居も変わらないけども、何かしらのマリッジブルーと言っても良い内面の動きがあることを思わされた。

その原因は、少なからず、それぞれ「喪失体験」をするということと思われる。

いわゆる結婚することで、無くなるものがある。リストを見ても、結婚することを楽しみにしているなぁと思う一方、結婚することで、失われるものがある。

よく言われるのは、一人の時間が無くなるとか、お金を自由に使えなくなるとか。許可というか報告なしに、相談なしに、家を開けることもなくなるだろう。自分の中では、曖昧なこともはっきりさせなければならないとか。まぁ諸先輩から言わせれば、そんなもんじゃないのだろうが。

ただ結婚準備で忙しいとかということで、あんまり考えていなかった点に少し目をとめることを友人がしてくれたのはよかった。自分はいろいろな喪失をすることになる移行期間の中で、悲しかったり、残念だったり、不安だったりしている。そのことで、どこかイライラしてたり、疲れてたり、自暴自棄じゃないけど、依存的になってたりする。それらが、失わないための行動だったのではないかと思わされた。

結婚まで残り1ヶ月弱。悲しむところは悲しみながら、進んでいければと思う。

 

 

 

愚痴の中で気づいていく

2023年1回目のブログ更新。

2022年は、なんだかんだ1ヶ月に一回の頻度で更新でき、よき日記の役割をになってくれたように思う(1000日連続ブログ更新という記事を見て僕は日記ではなく月記か?と思いつつ)。今年も月1更新と思っていた1月、前回がW杯の日記だったのだと自分でも思い出せないくらいに、WBCも終わり気づけば2023年は1/4を終え新年度…。

 どんな働きも、年度替わりは忙しいと思う。ただ、今年の僕のスタートはずっとばたばたとしている。忙しいという言葉は、どこか負けてる感が出るのであまり言わないようにしたいのだが、つい出てしまう。元々時間管理が苦手であり、にも関わらず、僕の働きは1週間の大半が誰の目にも晒されず、強制力もなく、何時に起きても寝ても良い。今も色々な人の知恵を借りながら、なんとか働きに向かっている。そんな働き方も、全然着こなしているとは口が裂けても言えないが、ただ服の裾をちょっと掴んでいるくらいに慣れてきとは言えるようになったのではと思っていた3年目の昨年。甘かった〜〜〜〜〜。まだまだ裸も良いところ。

 ただ忙しさの要因も確かにあるわけで、感謝なことにW杯の時に電話していた相手と結婚することになったこと。また1年間やっていた研修で、今度はそれを新年度から実際にやってみようと動き出しているからである(今日は結婚についてしか書かないが)。

 お付き合いが遠距離と言っていたが、旧知の仲ということもあり、お付き合いして3ヶ月目の1月にプロポーズ、2月に両親への挨拶と婚約を行ってきた。3月には彼女が関西に来てくれ、一緒に指輪を作ったり写真撮ったり。そして、初夏に結婚を挙げる予定で動いている現在。僕自身、一年前には考えられなかった現状に、喜びと共に、変化についていけてないようにも思う。彼女ともお付き合いをし始めた時から、日曜日がピークの僕と、夜勤の彼女のシフトを除けば、ほぼ毎日、お互いに連絡を大切にしてきた。ただ、朝型の僕と夜型の彼女で、時間を合わせるとどうしても日付が変わる時間帯にお互いに布団に入りながら電話することになる。なので、寝る長さ事態は変わらないけど、どこか寝不足なのだ。振り返れば、僕がブログを更新するのは、モーニングを食べにカフェに行った時間帯でしていることが多く、その時間を作れない3ヶ月間だったのだなぁと今書きながら思う。

 結婚している人たちはこのような期間を過ごしながら、婚約ー結婚の期間を過ごしていたのだろうか。そして、このような期間を知っているからこそ「結婚準備、一緒に楽しんだらいいよ!」という声を諸先輩がかけてくれたのだろうか。その真意は「楽しむためには、これまでの過ごし方では無理だから調整せよ!」と。改めて現状を言葉化する中で、何かを一緒にすることを望んでいた自分がいたということ、そして、結婚式こそ、まさにその一緒に何かをすることではないか!とはっとさせられる。そして、結婚の準備こそ、結婚後の生活におけるよき訓練の時にもなるのではないかと。どうやったって、調整が必要なのだと。お互いに擦り合わせが必要であると。

 働きも3年もなれば、周りからもいろいろとやることが与えられ、また自分としてもやりたいことが見えてくる。そんな中で、「調整せよ!」ともう一度肝に銘じて、新年度スタートを切ろうと思う。このままでは、ずっと「忙しい」と言い続けて終わるだけだ。そして、嬉しいことも楽しめない残念なことになる。

とりあえず、ブログを月1ではかけるくらいの調整度が僕にとってちょうどいい指標になると思う。ブログ更新は優先順位が絶妙なのだ。書きたいことはいっぱいあった1-3月、でも書けなかった。来月もモーニング食べながら書こう。そして、いつか僕も結婚する人に心から「結婚準備、一緒に楽しんだら良いよ!」と言えるようにしよう。

 

 

 

 

W杯とネタバレ電話

W杯の決勝を見た。見た人は口々にいうだろうが、まぁすごい試合だった。

個人としては、サッカーを普段見ることはないし、決勝のアルゼンチンとフランスも両者の10番を知っているくらいの者である。

そもそもテレビのない生活をしているので、オリンピックにしろ、ドラマにしろ、地上波でやっているものは大抵、見れないと考えていたので、今回のW杯もYahooニュースで見るくらいだろうと思っていた。

ただ、11月に友人が家に泊まりに来て、Abemaでもリアルタイムで放映しているよと教えてくれた。自宅には昨年プロジェクター&アマゾンファイヤースティックの組み合わせがあり、かなり良い環境でサッカーが見れるじゃないか!となり、日本がドイツに逆転勝ちしたということも相まって、日本戦を見るようになった。

ただ、今回のW杯は、ことごとく日本の負け試合(コスタリカクロアチア戦)しか見れなかった。スペイン戦も後半から見ようかと思っていたが、睡魔に負け、趣味の釣りの予定もあり、後半80分くらいから見たら、すでに逆転しているという展開。日本の勝利という嬉しいものであったが、サッカー観戦としては、残念な結果であった(周りにも何人か同じ状態の人がいたのは、どこか慰められたが)。

 

さて、そんな状態でのW杯だった。僕の生活としては、基本、日曜日が仕事のピークなので、月曜日にかけては少しゆっくりできる。正直、日本戦の逆転劇を見れなかった以上、今回のW杯の試合はあれ以上の盛り上がりはないだろうとどこか思っていたが、決勝は24時からやってくれるということで、最後見ようかと思えた。

その決断が本当に良かった。

 

ここからタイトルにある「電話」が絡んでくるのだが、

今一人の人とお付き合いをしている。ただ、遠距離である。飛行機でないといけない距離感の中で、一緒に楽しい時間を共有したいと兼ねてから考えていた。

W杯は一人で見る予定だったが、ちょうど仕事終わり電話している中で、相手も月曜日は午後からの仕事ということがわかり、一緒にW杯を通話しながら見る流れになった。

やはり祭り事は、誰かと一緒の方が面白い。互いに一回電話を切って、W杯に備える。

僕は2時間程度の仮眠をとり、プロジェクターを点けた時には数秒始まっていた。とりあえず、ほぼ誤差程度で寝過ごさずに見始めれたと安堵しつつ、相手も起きているか連絡して、通話も開始。

そこで、相手は地上波NHKで見ているということが発覚。そして、その時差は1分ほどあった。相手が1分早い。相手は前半10分台の映像を見ていれば、僕はまだ前半9分の場面を見ているのである。ここから3時間におよぶ、壮絶なネタバレとの戦いが始まった(今考えると、仮眠前に、大好きなM-1をテレビがないので僕は見れない、興味のない相手は見れる状態で、「ネタだけでも YouTubeで見るからバラさないで」という状況があったことは、かなりふりの効いたことだった)。

 

W杯の話に戻るが、決勝は、本田圭佑の影響で、メッシがいるアルゼンチンを応援しようと二人でなり、見始めた。電話先で、「おぉ〜」となるたびに、アルゼンチンのいいプレーがあったことがなんとなくわかり、「うぅー」となれば、フランスのいいプレーがある。

相手の声があった後、1分経って、僕も「おぉー」となり、「うぅー」となる。そこでやっと通話相手も、「惜しかったね」とか「あぶなかったね」とやりとりができる。

 

前半23分、歓喜の声が通話先から先に聞こえる。ネタバレが過ぎると思いつつ、その1分後、メッシがPKを決め、嬉しい展開。ただあまりにのバレバレのリアクションに、もう少し声を抑えてと試合が進む。だんだん何かが起こる前触れに、相手が沈黙になる。沈黙は沈黙で、何かを語る。

もうどうしようもないなと思いながら、相手にも喜びたいのに喜べない、叫びたいのに叫べない多大な負荷をかけながら、後半80からのエムバペの無双状態に突入。相当我慢がいる展開。

アルゼンチンを応援している二人にとっては、こんなに何度も喜びと焦りが繰り返される展開はない試合だった。そして通話の先では別の戦いも最後は、延長PK戦で、メッシがPKもしっかり決め、アルゼンチンが勝利するという最高の終わり方で締め括られた。

 

僕にとって、2022年のW杯は、「日本の負け試合だけを見た大会」から、「いつでも思い出すことだろう最高のワクワクを与えてくれた大会」になった。

備忘録の意味も含めて、興奮冷めやらぬ中ブログ更新。

 

 

 

最後に、本田圭佑が、アルゼンチンのトロフィーリフトの時に、

メッシに着せられた黒いガウンを見て放った言葉を記して終わる。

「ちょっと視点が違くて…あのガウン脱いだほうがいいんちゃう?」

解説、最高でした。